【初心者向け】いまさら聞けないアフィリエイトの仕組みを徹底解説
アフィリエイトはインターネットの普及とともに誕生した歴史の浅いビジネスです。
そのため、言葉としては聞いたことがあってもアフィリエイトの仕組みはよくわからないという人もいるでしょう。
しかし、アフィリエイトは取り組み方によっては十分な副業収入を得られる可能性もあり、
中には専業として取り組んで高収入を得ている人もいるビジネスです。
そこで、これからアフィリエイトを理解して自分でも取り組んでみたいと思っている人に向けて、
アフィリエイトの仕組みを解説します。
アフィリエイトは企業の商品を自分のサイトで宣伝する成果報酬型のビジネス
アフィリエイトとは、「企業の商品やサービスなどを自分のwebサイトで宣伝・販売し、
その成果に応じて報酬を受け取るインターネットを使ったビジネスの仕組み」です。
たとえば、企業が「あなたのサイトでわが社の商品Aの宣伝をして売ってくれれば、
1回の購入につき1000円の報酬を払います」と募集をします。それを受けて、
インターネット上にwebサイトを持っている人は商品Aを紹介する記事を書き広告を貼り、
その広告を通じて購入してくれる人を集めるのです。
実際に商品Aがそのwebサイト経由で1個売れれば1000円の報酬がサイト運営者に入ります。
100個売れれば当然報酬は10万円です。
アフィリエイトは企業にとって自社が行う広告宣伝活動のほかに、
インターネット上のさまざまなwebサイト上で自社の商品を露出して販売促進できるというメリットがあります。
また、商品が売れない限り報酬を支払う必要がない「成果報酬型」の広告であるため、
無駄のない販売促進方法でもあるのです。
一方、自分のwebサイトで商品の宣伝を行う人（アフィリエイター）にとってもアフィリエイトはメリットの大きい仕組みといえます。
商品を仕入れる等のリスクを負うことなく、広告するだけで商品販売の利益の一部を得ることができるからです。
企業とアフィリエイターの橋渡しをするASP
アフィリエイトの広告を依頼している企業は数多くありますが、
個々の企業がアフィリエイターに直接依頼するわけではありません。
通常は「ASP（アフィリエイト・サービス・プロバイダ）」と呼ばれる
会社が広告主となる企業とアフィリエイターとの間をつないでいます。
企業はASPに対してアフィリエイトの対象となる商品や報酬条件などを指定して依頼をし、
アフィリエイターはASPを通じて企業からの広告の依頼を受け取るのです。
具体的には、アフィリエイターがASPに利用の登録を行うと、
ASPが企業から依頼を受けている広告を自分のwebサイトに貼ることができるようになります。
広告には各アフィリエイターを「識別するコード」が含まれているため、
広告を経由して購入がなされるとASPにおけるアフィリエイターのアカウントに報酬がたまっていきます。
したがって、アフィリエイターへの報酬支払いも個別の広告主企業から支払われるのではなく、
ASPを経由して支払われることになります。
アフィリエイターとしては、自分の登録しているASPの広告であればどの企業の広告を掲載してもよく、
報酬もASPから一括して支払われるため管理が簡単です。
webサイトを持っていればアフィリエイトは開始可能！
アフィリエイトを行うために特別なwebサイトを用意する必要はありません。
たとえば、すでにブログを運営している人であれば、
ASPに登録したうえでブログに広告を掲載するだけですぐにでもアフィリエイトを始めることができます。
特にテーマを定めない「雑記ブログ」であっても、
その記事の一部にアフィリエイト広告を貼るだけでアフィリエイト収入を得られる可能性があるのです。
記事内でその商品を紹介して広告を貼る方法もありますし、
何ら関係のない記事の最後に広告を貼るだけでもアフィリエイトとしては成立します。
ただし、実際に広告をクリックしてくれるかどうか、
また商品の購入までしてくれるかどうかは、広告の掲載方法によって大きく異なってきます。
やはり、記事内で商品の紹介をしたうえで広告を掲載した方が購入に至る可能性は高くなるでしょう。
また、webサイトのテーマに沿った商品であればより購入率は高くなります。
たとえば、普段は音楽の話題を中心に書いているブログで家電の広告を貼っても、
記事の内容や読者の関心とマッチしないため商品購入に至る可能性は非常に低くなるものです。
一方、普段から家電の話題を中心に掲載している「専門サイト」であれば家電の広告は大きな効果を上げるでしょう。
そのため、本腰を入れてアフィリエイト収入の獲得を目指す場合には、売りたい商品にマッチした内容で最初から専門サイトを構築する場合も多々あります。
報酬単価の高い商品ならすぐに儲かる？競合がいることを忘れないように！
アフィリエイトの報酬は購入された商品によって異なります。
商品によっては販売価格の10パーセント程度の報酬を得られる場合もありますが、
1パーセント程度の報酬しか出ないものもあるのが現実です。
そうすると報酬単価の高い商品の広告をどんどん掲載すれば儲かりそうにも思えます。
しかし現実には必ずしもそうではありません。
報酬単価の高い商品は多くのアフィリエイターが狙っており、
インターネット上にはその商品のアフィリエイト記事が溢れかえっているからです。
そんな状況の中で自分のwebサイトにユーザーを呼び込むためには、
相当な労力と技術によって検索サイトで上位を獲得する必要があります。
たとえば、クレジットカードや株・FXなどの投資、保険など報酬単価の高い商品について検索してみると、
検索上位には記事内容も記事数も非常に多いアフィリエイトサイトが並んでいるのが現実です。
アフィリエイト初心者がいきなりこの中に肩を並べるのは簡単なことではありません。
もっとも、報酬単価の低い広告ばかりを掲載していてもなかなか収益が上がらないのも現実です。
本気でアフィリエイト収入を得ようとするなら、
「報酬単価と競合サイトの状況などを見極めたうえで記事を書いていくこと」が必要となります。
アフィリエイトは自分のwebサイトさえあれば簡単に始められる参入障壁の低いビジネスですが、
高い収益を目指すなら「SEO（検索エンジン最適化）」の知識なども必要となる奥の深いものなのです。